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冬物語 その5 [冬物語]

(第十話:気仙沼は遠く)
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北川(原田大二郎)から良之が気仙沼へ行ったことを知らされる信子(浅丘ルリ子)。

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三ヶ月の漁に出ると聞かされ、順子(大原麗子)は寂しい。
(太かった眉毛を今回から細く整えている原田芳雄。)

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宗方家へ信子の荷物を取りに行った浩たち。 

健一に「オバサン」と呼ばれた絹子は大騒ぎ。
「それじゃオネーサンって言えっての? 冗談キツイぜ、オバサン!」
絹子役の南美江さんの意地悪ぶりもノってます。

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植村典子(鳥居恵子)は父(高松英郎)が悩んでいることを見抜く。
当時、小学生だった私は鳥居恵子のファンでした(笑)

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出航前夜、順子は酒の力を借りて良之に迫るが、妹扱いでおでこにキス。

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夜行列車で気仙沼に着いた信子だが、すでに良之が出航してしまったことをまだ知らない。


(第十一話:海鳴りは悲し)
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良之(原田芳雄)が乗った漁船は出航してしまっていた。

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谷沢順子(大原麗子)は「良之からは妹扱い」と正直に話す。
「信子さんがいけないのよ。 信子さんがもう少し・・・
 あたし、こんな事言うなんておかしいわね」

喫茶店のBGMは「翼を下さい」と「竹田の子守唄」。

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東京へ戻ろうとした駅で、体調を崩す信子。

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バイトをクビになった浩(荒谷公之)は
「植村(高松英郎)が立て替えた示談金は3ヶ月で返す」
とタンカを切って姿を消す。

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浩の代りに気仙沼へ行く健一(渡辺篤史)に金を用立てる典子。
父にバレてしまう。
(このシーンの典ちゃん(鳥居恵子)が可愛い。)

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肺炎を起こしていた信子を順子と健一が看病するが。
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冬物語 その4 [冬物語]

(第七話:時のいたずら)
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信子(浅丘ルリ子)は純二(津川雅彦)の詰問に、乾 良之(原田芳雄)を「愛している」と告げる。

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クリスマス近い街中で倒れた良之は病院へ運ばれるが「ただの頭痛だ」と言い張る。

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義母の房江(宝生あや子)は信子が浩の事故の見舞金捻出のために
亡夫からのエンゲージリングを売った事を怒り悲しむ。

勝彦が信子に贈ったとはいえ、突然の事故死だったので母の房江にとっても
いわば息子の形見のようなものだから。 

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庭に手を付いて謝る信子に、房江は悲しみと怒りのあまりバケツの水を・・・。

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良之と信子を祝福しようと一度は決めた谷沢順子(大原麗子)だったが。
良之が病院で緊急連絡先として信子ではなく自分を選んだことで、
「恋愛より別の絆がある」と語る順子。

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宗方財閥に嫁した信子と違って、亡き兄と2人で生きて来た自分には何もない。
良之を返して欲しい、と信子に懇願する。

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「これからの事を具体的に話をしよう」と言う良之たが。
信子は「愛しています。でも、もうお会いしません。」と良之に別れを告げる。 


(第八話:愛は限りなく)
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弟の浩は
「俺はあの男にも腹が立っている。何故、姉さんをしっかりつかまえておかないんだ」
と憤慨する。
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ドライバーという危険な仕事をしている仲間で親友だった谷沢順子の兄と
その時は冗談半分で
「生き残った方が毎年、命日だけは墓参りをしようぜ」と決めていたことを話す。
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今回は信子と良之がそれぞれ出会いから現在までを振り返る、いわば総集編でした。
ちょうど全体の1/3を過ぎましたし。 三話と今回は予告編がありました。    


(第九話:雪が降る・・・・)
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突然、テストドライバー馘首を言い渡された良之。

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信子をあきらめられない義弟・純二(津川雅彦)が強く迫る。

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宗方家をサンダルひとつで飛び出した信子は弟・浩の下宿へ。
信子を慕う健一(渡辺篤史)たちの前でやっと笑顔に。

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テストドライバー馘首にはやはり植村(高松英郎)が絡んでいた。
植村は信子に対する思いを良之にハッキリと告げる。

良之は邪魔者だ、と。

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退院する谷沢順子(大原麗子)に付き添う良之。

転びそうになった順子を抱き寄せる良之と持たれかかる順子。 
目撃した信子は思わず息を飲み、声もかけられず立ちすくんでしまう。
信子の胸に、かつての支笏湖での抱擁がよみがえる。寂しく、哀しい。

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健一の手配で部屋を借りた信子。

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気仙沼へ旅立つ良之を見送りに来た順子。 が、足元には重そうなバッグが。

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良之を熱く見つめる順子に根負けして、一緒に連れて行くことに。

気仙沼に連れて行って欲しい、と懇願する順子に良之が「ダメ!」と言ったのが、
子どもをなだめるような言い方でおかしかったです(笑)。

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冬物語 その3 [冬物語]

(第一話:雨のめぐり逢い)
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亡夫の一周忌法要の朝。
誰かに喪服を切られたことに気付く宗方信子(浅丘ルリ子)。
弟の浩(荒谷公之)は絹子(南美江)の仕業に違いない、と憤懣やるかたないが・・・。

雨の中、すれ違った良之がぶつかった信子の数珠の糸が切れて
珠が散らばってしまう。
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珠を拾う良之。 「これはいくつあったらいいんですか?・・・愚問だったな」  
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去りかけた乾が走って戻って来て、黙って信子の手をつかんで車の方へ。
「何をなさるんです?」
「急ぐんでしょう?送ります」
不器用だけど乾のやさしさが分かるいいシーンです。
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レイバンのサングラスとトレンチコートにジーパンの原田芳雄が実に渋い。
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立っているだけで華麗な雰囲気の漂う浅丘ルリ子。

義母の妹でプライドが高く独身の絹子(南美江)は
「遺産相続を放棄して宗方家から出て行け」
と信子を陰でいびり続ける。

   愛はおしみなく奪う
   あなたのすべてを
   それは永い冬に似て
   仄白い貌のしたに
   熱い地面の
   火照りをかくす
   木枯らしは愛の招き
   氷雨は愛の驚き
   そして雪溶けは
   愛のけものじみた傷痕だった
   冬がはじまる
   冬がはじまる
   そして
   愛がはじまる・・・・   
        
(第一話:雨のめぐり逢い ナレーター:中江真司)

冒頭、赤い花がアップで映し出され、
まるでその花が自身の重みに耐えかねたかのように
次の瞬間にポロリと落ちて茎だけが残るシーンを小学生の時に観たのを思い出しました。

シャンデリアやピアノなど豪華だけど空虚な宗方邸の階段を降りて来た
髪の長い浅丘ルリ子が
晩秋の雨が降る窓の外を哀しげに見つめる姿に上記のナレーションが流れます。
そしてフォー・クローバースの「冬物語」が・・・。


(第ニ話:美しき再会)
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谷沢順子(大原麗子)が入院した病院で再会する2人。

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「ああ、ちょっと待って。」
ハンカチに包んでいた物を取り出す良之。
「これ、一つだけ車の中に落ちていた」

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2人がぶつかったあの日、糸が切れて珠が散らばっった信子の数珠の珠だった。

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「それじゃ」と去りかける良之。
「あの・・・、失礼ですが、まだお名前を。」
「ああそうか。乾です。乾良之といいます。」
「宗方、信子です。」

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「悲しみは時の歩みを乱し
 静かな眠りを破る。
 だが魂は知っている。
 悲しみが自分の中から去ってしまえば
 星がすっかり消えることを。」
信子が「クラブF」の女性(マーサ三宅)から聞いた詩。

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サーキットで発作を起こし倒れる乾 良之。

(第三話:いま旅立ちのとき)
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宗方家を飛び出した弟・浩が雨の中、信子を訪ねて来る。
雨でびしょ濡れの浩に自分用のパジャマを着せる信子。 
仲の良い姉弟のほのぼのシーン。

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亡夫のヨット事故以来、海を眺めるのは1年振り、という信子。
浩が起こした事故の示談金は月賦で良いという良之。
「月賦を口実に毎月あなたに会える」

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谷沢順子(大原麗子)の病室を訪ね、謝罪する浩(荒谷公之)。      


(第四話:木枯らしのあしおと)
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谷沢の墓参に行こうとして、植村と信子の北海道出張の機に乗り合わせた良之。
植村(高松英郎)が良之の父を自殺に追い込んだのだ。
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運命に引き寄せられたかのように支笏湖にて出会う2人。     
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(第五話:落葉の湖)
その夜、信子を真剣に愛するあまり、強引な手段に出る植村。
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「君が好きだ。 私にだって人を愛することができる。
 君を愛している。」
「植村さん!」
「大声を出してもいい。 人を呼んでもいい。 
 私は決して君を離さない。 愛している!」

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早朝の湖で身を清める信子。

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ひとり帰京した信子に、義母の房江(宝生あや子)とその妹の絹子(南美江)は
宗方の家から出て行くことを迫る。

「信子さん。もし勝手な事をなさるなら、それ相当の覚悟をお持ち遊ばせ、と
 申し上げたはずですわね」

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留守中に植村から浩の事故の件を任された足立圭子(扇千景)がやり手の
弁護士を使い、
谷沢順子(大原麗子)相手に強引に示談をまとめていた。       


(第六話:冷い波紋)
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寝ている間に発作を起こしたらしい良之に精密検査を勧める北川(原田大二郎)。

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亡夫からのエンゲージリングをつらい思いで売ろうとする信子に、
かつての学友で宝石店オーナーの伊丹桜子(弓 恵子)は
「個人的に預かる」と変わらぬ友情を示す。

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谷沢順子(大原麗子)は
「あの人、示談の事を本当に知らなかったみたいよ」と告げるが、
良之は植村が関わる事が気に食わない。

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見舞金を突っ返しに宗方物産を訪れた良之は純二と初めて顔を合わせる。

原作では良之は見舞金を信子に返そうと初めて宗方家を訪れ、絹子(南 美江)の
口撃に遭う。
閉口した良之が
「宗方信子さんに会いたいと言っているのだ。信子さんの悪口を聞きに来たのではない」
と言うのをちょうど帰宅した純二が聞いて苦笑するシーンがあります。
(信子のことになると絹子はエキサイトして悪口を言うから)

このドラマをもう一度観られる日が来ようとは夢にも思わなかった。
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