「おしかくさま」 谷川 直子 [本]
第49回文藝賞受賞。
大型書店の通路側の新刊が並べられている棚にあった。
最初、「お資格さま」なのかと思ったら、「おしかくさま=お金の神様」なのだった。
「うん?」と思わず手にとってしまった「無紋のおふだ」。
((詳しくは本書で↓↓))とあり、上手い宣伝だな~と感心。
49歳のミナミは離婚でくすぶっているうちウツ病になり引きこもっていた。
母から父の尾行を頼まれたミナミは「おしかくさま」という“お金の神様”を信仰し、
銀行のATMをお社としてお参りする60~70代の女性4人組と出会う。
父親、ミナミ、46才のミナミの妹アサミ、その子供、母と視点が変わり、背景には
3.11も絡ませてあります。
大型書店の通路側の新刊が並べられている棚にあった。
最初、「お資格さま」なのかと思ったら、「おしかくさま=お金の神様」なのだった。
「うん?」と思わず手にとってしまった「無紋のおふだ」。
((詳しくは本書で↓↓))とあり、上手い宣伝だな~と感心。
49歳のミナミは離婚でくすぶっているうちウツ病になり引きこもっていた。
母から父の尾行を頼まれたミナミは「おしかくさま」という“お金の神様”を信仰し、
銀行のATMをお社としてお参りする60~70代の女性4人組と出会う。
父親、ミナミ、46才のミナミの妹アサミ、その子供、母と視点が変わり、背景には
3.11も絡ませてあります。
「あしたのジョー」「ゴルゴ13」 ちばてつや さいとう・たかを [本]
マンガも2冊ありました。
ちばてつやは「非常に真面目な人」という印象。
「ちかいの魔球」・「1・2・3と4・5・ロク」・「みそっかす(あかねちゃん)」・「おれは鉄兵」など。
確か、母親に
「子どもたちに安心して読ませられる作品を」
と言われてずっとそれを守ってきたと言うのを何かで読んだ記憶がある。
亡くなった弟・ちばあきおの「キャプテン」・「プレイボール」は野球少年たちのバイブル。
「ゴルゴ13」は1968年からの連載だそうで、社会情勢を巧みに織り交ぜたストーリーで
人気。 全巻揃える、と言う人も多い。
超A級スナイパー・デューク・東郷(本名不詳)の言動はもはや様式美の極致。
初期はもっと喋ったり、動揺したりしてたんだなぁ(第一作など)。
「巨人の星」と「愛と誠」の署名本か色紙も欲しい。キリがないなぁ(笑)
ちばてつやは「非常に真面目な人」という印象。
「ちかいの魔球」・「1・2・3と4・5・ロク」・「みそっかす(あかねちゃん)」・「おれは鉄兵」など。
確か、母親に
「子どもたちに安心して読ませられる作品を」
と言われてずっとそれを守ってきたと言うのを何かで読んだ記憶がある。
亡くなった弟・ちばあきおの「キャプテン」・「プレイボール」は野球少年たちのバイブル。
「ゴルゴ13」は1968年からの連載だそうで、社会情勢を巧みに織り交ぜたストーリーで
人気。 全巻揃える、と言う人も多い。
超A級スナイパー・デューク・東郷(本名不詳)の言動はもはや様式美の極致。
初期はもっと喋ったり、動揺したりしてたんだなぁ(第一作など)。
「巨人の星」と「愛と誠」の署名本か色紙も欲しい。キリがないなぁ(笑)
「聞く力―心をひらく35のヒント」 (文春新書) 阿川 佐和子 [本]
2012年ベストセラー第1位だそうです。
「週刊文春」は、新刊や映画のレビューが結構しっかりしてるので私が唯一読んでいる
週刊誌ですが、連載対談「阿川佐和子のこの人に会いたい」も900回を超えたそうです。
上記の連載など多くの人へのインタビューを通じて経験した事を「エッセイ」にして
あるので、「聞く力―心をひらく35のヒント」という書名から即戦的なノウハウ本や
自己啓発の類をを期待して読んだ人からの評価は低い(笑)。
阿川佐和子を名インタビュアーとまでは思わないが(文春の対談も紙面ページ数
などの制約もあるのかも知れないが、突っ込んだ質問はしない。NHKでの番組も)。
あ、本人が「インタビューは苦手」「質問は3つ」と言ってますね。
まぁ、初対面の人から話を聞き出すには?という一助にはなる。
読み物としても面白く読める。
といいつつ、
連載対談「阿川佐和子のこの人に会いたい」で唯一「スゴイなぁ」と思ったのが
お笑いタレントの山田花子との回。
当時、東京に進出した吉本タレントとしてTVで大声でワメイたり舞台狭しと動き回って
いる彼女が、インタビュー開始から萎縮してしまって蚊の鳴くような声で「すいません」
「こういうの苦手なんです」とうつむいてしまい、優しくなだめる阿川佐和子の言葉にも
「早く帰りたいです」と涙ながらに訴えるという感じで、それでも何とか話を聞きだして
3ページ分の対談にまとめた阿川佐和子も掲載した文春編集部もスゴイ。
インタビューの追記はTVで大声で暴れ活躍する山田花子を観てどちらが本当の姿な
んだろうという感想で終わったけど。
このようにインタビューなどには慣れてない人から何とか話を聞き出すのが
上手いのかもしれない。
阿川佐和子の署名本ってあったけ、と探して出てきたのがこの本。
「ああ言えばこう[嫁×]行く 往復エッセイ」集英社。 檀ふみ との共著。
ご存知の通り、阿川佐和子は阿川弘之、檀ふみは檀一雄、作家の娘である。
2000年の出版なので2人とも46、7才の頃か。
こちらは親友・檀ふみ相手に言いたい放題・抱腹絶倒の一冊。
檀ふみも負けてない(笑)。
P.S.
檀一雄の「リツ子その愛・その死」 が絶版になって久しいとは驚いた。
何故か「作者:檀ふみ」になっているが共著です。
「週刊文春」は、新刊や映画のレビューが結構しっかりしてるので私が唯一読んでいる
週刊誌ですが、連載対談「阿川佐和子のこの人に会いたい」も900回を超えたそうです。
上記の連載など多くの人へのインタビューを通じて経験した事を「エッセイ」にして
あるので、「聞く力―心をひらく35のヒント」という書名から即戦的なノウハウ本や
自己啓発の類をを期待して読んだ人からの評価は低い(笑)。
阿川佐和子を名インタビュアーとまでは思わないが(文春の対談も紙面ページ数
などの制約もあるのかも知れないが、突っ込んだ質問はしない。NHKでの番組も)。
あ、本人が「インタビューは苦手」「質問は3つ」と言ってますね。
まぁ、初対面の人から話を聞き出すには?という一助にはなる。
読み物としても面白く読める。
といいつつ、
連載対談「阿川佐和子のこの人に会いたい」で唯一「スゴイなぁ」と思ったのが
お笑いタレントの山田花子との回。
当時、東京に進出した吉本タレントとしてTVで大声でワメイたり舞台狭しと動き回って
いる彼女が、インタビュー開始から萎縮してしまって蚊の鳴くような声で「すいません」
「こういうの苦手なんです」とうつむいてしまい、優しくなだめる阿川佐和子の言葉にも
「早く帰りたいです」と涙ながらに訴えるという感じで、それでも何とか話を聞きだして
3ページ分の対談にまとめた阿川佐和子も掲載した文春編集部もスゴイ。
インタビューの追記はTVで大声で暴れ活躍する山田花子を観てどちらが本当の姿な
んだろうという感想で終わったけど。
このようにインタビューなどには慣れてない人から何とか話を聞き出すのが
上手いのかもしれない。
阿川佐和子の署名本ってあったけ、と探して出てきたのがこの本。
「ああ言えばこう[嫁×]行く 往復エッセイ」集英社。 檀ふみ との共著。
ご存知の通り、阿川佐和子は阿川弘之、檀ふみは檀一雄、作家の娘である。
2000年の出版なので2人とも46、7才の頃か。
こちらは親友・檀ふみ相手に言いたい放題・抱腹絶倒の一冊。
檀ふみも負けてない(笑)。
P.S.
檀一雄の「リツ子その愛・その死」 が絶版になって久しいとは驚いた。
何故か「作者:檀ふみ」になっているが共著です。