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3人家族  その5 [3人家族]

第17話
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受験校が2校では不安な健(あおい輝彦)は、雄一(竹脇無我)に内緒で4校
受験することを父・耕作(三島雅夫)に切り出す。
健の不安な気持ちを察して笑顔で了承する耕作はいいお父さんだなあ~。

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明子「大体、あなたのお兄さんだって失礼しちゃうわ」
健 「誰にさ?」
明子「うちのお母さんに「お姉さんとは友だちだ」って言ったんだって」
横浜・外人墓地。
明子「お姉さんしょんぼりしてんのよ。ご飯だって一膳で止めちゃうのよ」
健 「そうか。・・・君のお姉さんもしょんぼりなのか・・・」

会社で稲葉という女性が面会、と聞いてエレベーターで急ぐ雄一。
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♪ラーラーリリー、ラララリー、ラーリーララー・・・♪
彼女が受付で待っている。
電話もかけずにいきなり会社に来て、受付にいるというのだ。
それはこれまでの敬子とは違っていた。
雄一は何か差し迫ったものを感じた。

「友だちだなんてもうイヤです」
「好きなんですか?キライなんですか?」
「はっきりしたいんです私」

雄一もこんな状態から抜け出したいと思うのであった。
友だちだと言いながら、自分の恋愛感情を一向に始末できないことが
時には苛立たしかった。
敬子だって、たぶん、同じなのだ。
はっきりしたくてやって来たのだ。     (ナレーション:矢島正明)

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待っていたのは明子だった。

明子「お姉さんおキライですか?」
雄一「ううん」
明子「好き?」
雄一「うん」
明子「どの位?」
雄一「困るなあ、そういう質問は(苦笑)」
明子「率直じゃないわねー。どうしてパッパと行かないのかしら?」

海外留学中の2年か3年、敬子にとっては一番、縁談や恋愛する機会が多い時期を
一度も会わずに待っててもらう約束をしていいものだろうか? と雄一は問う。

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会社からの電話で耕作が会社を休んでいることを知る健とハル。
耕作は花月園競輪場(2010年3月31日に開催廃止)にいた。

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酔って帰宅した耕作。
定年がすぐ間近と知る雄一たち。

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健 「6レースって言ってたね」
雄一「うん」
健 「競輪かね?」
雄一「ああ」
健 「大きかったって言ってたね」
雄一「うん」
健 「寂しいんだね、お父さんも」
雄一「ああ」

雄一が野心を燃やし恋に悩む時、
健が初恋と受験生活を生きる時、
秘かに父には父の孤独な毎日があったことを
改めて思いがけない感情で2人は噛み締めるのであった。 (ナレーション:矢島正明)


第18話
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日曜日、敬子はドライブに出かけて行った。

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雄一たちが耕作が競輪場へ行ったことは知らないことにする、と聞いて
ハルは「それがいい」と賛成する。

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沢野は以前、敬子を撮った写真が1枚も写っていなかった、と言う。
沢野「つまり、僕にはあなたの影さえつかまえる事が出来ない。
   そんな辻占に思えて、しばらくはあなたがひどく遠い手の届かない
   人に思えて、はは(苦笑)、参った」

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かつて耕作の部下だった男が耕作に定年後の就職の話を持ちかける。

参考書の整理をしていた雄一。 開いたページにあの写真が・・・。
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♪ラーラーリリー、ラララリー、ラーリーララー・・・♪

不意打ちであった。
雄一は抑えていた感情が制しようもなく迸るのを感じた。
愛している。
やはり自分は敬子を愛しているのだ。

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柴田家へ電話を掛け、敬子が誰かとドライブに行ったと聞かされる。

敬子はドライブに出たと言う。
ドライブに。

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誰と?
誰と?
誰とドライブに?

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誰と?
誰と?
誰とドライブに?       (ナレーション:矢島正明)

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沢野「僕が何をすると思った?
    飛び付くと思った?
    残念ながらそれほど若くはない。
    抑えられない感情なんて無くなったらしい。

    しかし
    たったひとつ気になることがある。
    あなたは黙っている間、誰か他の人のことを考えていた。
    そうですね?」
敬子「(うなずく)」
沢野「僕はその男を憎む。
    ・・・帰ろう、敬子さん」

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ひとりぼっちだった母の一日が、敬子は悔やまれてならなかった。
今日の私は何だったのだろう?
沢野の孤独を、
いや自分の孤独さえ弄んだ一日だったではないか?
孤独ならそれを紛らわせるだけではいけないのだ。
自分の孤独を正面から見つめなければいけないのだと
敬子は自分に言い聞かせた。
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