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普通の人々 (1980/米) [映画]

高校生の時に読んで非常に感銘を受けた1冊。

アメリカのありふれた朝」(Ordinary People)という書名だったが
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後年、ロバート・レッドフォードが「普通の人々」という名で 映画化し(初監督)、
第53回(1980年)のアカデミー作品賞、監督賞(ロバート・レッドフォード)、
助演男優賞(ティモシー・ハットン)、脚色賞(アルヴィン・サージェント)の4部門を獲得した。
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(ティモシー・ハットンに演出するレッドフォード(右))


ヨットの事故で長男バックが亡くなって半年。
その兄を尊敬し模範としていた弟のコンラッドは、自分が助かってしまった事で自身を責め続ける。

弁護士の父は続くコンラッドの自殺未遂で家庭では気弱にしか振る舞えない。
母も夫とコンラッドに一定の距離を置くことでしか自身を保てない。

何も無かったかの様にこれまで通りに芝居見物やゴルフを「普通に」楽しもうとする。

退院したコンラッドは精神分析医バーガーの元へ通うが・・・。
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今でも原作を読み返したりDVDを観る度に、あの頃の自分のまるで皮膚が薄くて
周りの空気がピリピリ感じられた感覚を想い出す。


普通の人々 [DVD]

普通の人々 [DVD]

  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: DVD

これは傷ついた青年と精神科医の友情を描いている作品だが、
何を勘違いしたのか、腐女子から「ゲイ映画」として好まれてる
と知って驚いた。

ショックな出来事で絶望の淵に立たされたコンラッドを精神科医
のバーガーが落ち着かせようと抱きしめるシーンがあるだけである。

どう観たら、ゲイに見えるのか理解に苦しむ。 原作を読め!

 


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