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3人家族  その8 [3人家族]

第23話

健(あおい輝彦)が大学合格祝いとして買ってもらったステレオの音に感激してる頃、
雄一(竹脇無我)と敬子(栗原小巻)は「横浜ドリームランド」にいた。
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遅ればせな「恋」であった。
別れの日が近いことが、二人をなお、離れ難くしていた。
心の飢えを満たそうとするように二人は貪婪に二人だけの時間を楽しもうとしていた。
                          (ナレーション:矢島正明)
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その頃、耕作(三島雅夫)は先日、競輪場で再会したかつての部下・吉本から
会社に工場拡張の資金100万円を出資し、重役として参加する案を持ちかけられる。
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偶然、喫茶店に居合わせたハル(菅井きん)が聞いていた。

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「重役」という言葉が疲れた耕作の耳に心地良く、目を閉じてその誘いに乗りたかった。

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「目を閉じて」と言えば、雄一と敬子もある意味では目を閉じていた。
二人は間も無く来る「別れ」と別れた後の二年間の離れ離れの生活について
努めて触れまいとしていた。

考えても仕方が無い、ともあれ好きなのだから。
現在はその心を燃やすほかはない。
それが二人の暗黙の了解であった。
開き直った思いであった。

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じっと見つめる雄一の視線に「そんなに見てはいやです」と恥じらう敬子。
カイロへ出発する日が来月の15日と予想より早くなったため、敬子の顔を
よく見ておきたくなったのだ。

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敬子「どうしたらいいんでしょう、私たち」

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雄一「どうしたい?」
敬子「もちろん、二十日経ったらお別れするだけね・・・」

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敬子「本当に私、馬鹿でした。
    どうしてもっと早くあなたを好きって言えなかったのかしら?
    そうすればお別れするまでにもっともっと沢山の時間があったのに」
雄一「それはあなたのせいじゃない、僕ですよ。
    僕がこうなる事を極力、抑えていたからです」

雄一「留学試験を受けたかった。 受けた以上、受かりたかった。
    受かれば外国へ行く事は当然の成り行きです。

    だから、あなたを好きだなんて言っちゃいけなかった。
    最後まで、自分を抑えなくちゃいけなかった。」
 
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敬子「今でもそう思ってるんですか?」

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雄一「だってそうじゃありませんか。
    あなたと親しくなればなるほど、その後の会えない二年間が
    味気無いような虚しいような、そんな気持ちになって行くんです」

敬子「私、この頃、思うんです。
    「二年間くらい何だ!って。 二年間くらい待ってられる!って」

雄一「あなたにとっては24と25の二年間ですよ?
    縁談だって恋愛だって一番ある時じゃないですか」
敬子「でも待てると思うんです。
    ・・・ですから・・・。それはお別れはつらいけど。
    あと二十日しか無くても私、それほど悲しく思わないことにしようって。
    変でしょうか?私の思い方」

雄一「僕はただ今のカッとなった気持ちで二年後の約束をして良いものか?
    と思うだけです」
敬子「二年後の気持ちなんて、私にだって分かりません。
    でも約束もしないでただ二年間お別れするんでは今の気持ちが堪らないんです。

    待ってます二年間。 いいんでしょう?待ってて?
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雄一「ありがとう


確かに二年先の自分の愛情も信じられずにどうして人を愛する事が出来るだろう?
ためらう自分がおかしいのだ、と雄一は思った。
                       (ナレーション:矢島正明)
 
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雄一「二年経ったら、またここへ来ようね」
敬子「ええ」
雄一「その時の僕たちもたぶん、今の僕たちと変わらないと思う」
敬子「たぶん?」
雄一「いや、きっと。 きっと変わらないと思う」
微笑み合う二人。

雄一は自分の愛の言葉の威勢の悪さに呆れていた。
人を愛するという事から何と今まで遠くにいたことだろう。

しかし今は確かに自分は愛の世界にいる。
そう思うまでに何と多くの時間が必要だった事だろうか。
                  (ナレーション:矢島正明)


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ハルは耕作が就職する会社について興信所で調べることにする。

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雄一「じゃあ、また明日の夕方」
敬子「まだ早いけど」
雄一「たまには妹さんと食べてあげなくっちゃ」
敬子「ええ」
雄一「その代わり明日のご飯は僕とですよ」
敬子「もちろん」
雄一「じゃあ、明日、六時半に日比谷公園」
敬子「ええ」
雄一「僕もたまには親父や弟の相手をしないとね」
敬子「もうじきお別れなんですものね」
雄一「うん」
敬子「じゃあ・・・」
雄一「さよなら」
敬子「さよなら」
と、言いつつ動かない敬子に「さあ」と促し歩き出す雄一。

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カツカツという雄一の靴音を愛おしそうに聞いている敬子。
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靴音が途切れ、敬子が振り返ると雄一も振り返って
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雄一「あのねえ」と近づいて来る。
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敬子「え?」
雄一「もう10分くらいこの辺、散歩してから別れようか?」

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敬子「(笑顔)ええ」
雄一「意志が弱くて困るよ(笑)」
敬子「お互いさま(笑)」
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3人家族  その7 [3人家族]

第21話
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健(あおい輝彦)が合格した第二志望の大学の入学手続きの締め切りは今日。
耕作(三島雅夫)から13万5千円の入学金を手渡された健は悩む。
第一志望の合格発表は明日なのだ。

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耕作「何だ、待ってたのか(笑)」
雄一「ここまで来たら、お父さんが何を忘れたか分かったよ(笑)」
耕作「何だ」
雄一「健の入学金でしょ?」
耕作「お前も気にしてたのか(笑)」
雄一「ひどい話だね。片方が合格を発表する前に、片方が入学手続きを
    閉めきっちゃうんだから」
耕作「大学も商売って訳だ。理事会も揉めるさ(笑)」
雄一「やっと健も大学生か・・・」
耕作「最後のひとつが受かってると良いがなあ(笑)」
雄一「うん」

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健 「13万5千円か・・・。」
今日、第二志望の大学の手続きをしないで、もし明日の第一志望が不合格ならまた
浪人なのだ。
だが耕作も定年を迎えるし、この金額は大きい。

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恋人として会うのでは無く、友人として会うのだという言い訳ができると
雄一と敬子は以前よりずっと気軽に会うことが出来た。
あと2ヶ月足らずで最低2年間は会えなくなるのである。
恋人に成り様が無いではないか。
友だちとして会っているのだ。
雄一も敬子もそう言い聞かせながらしばしば気持ちのままに誘い合うのであった。
(ナレーション:矢島正明)


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昼休みに公園でアイスクリームを頼む二人。

雄一「春だなあ」
敬子「本当」
雄一「あなたが一番、春らしいや」
敬子「ま、それどういう意味?」
雄一「あなたの周りが一番、ぽかぽか。 ははっ(笑)」
敬子「馬鹿みたい?(笑)」
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午後からの仕事に遅れないように、腕時計を外してテーブルの見える位置に置く2人。
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雄一「(店員に)ねえ!アイスクリーム急いで急いで!」
敬子「いやですそんな声出しちゃ」
雄一「いや、これは失礼。 ついお里が出ちゃって。へへっ(笑)」
敬子「お里はどちら?(笑)」
雄一「お里は、遠州浜松在!」

  笑い転げる敬子。

雄一は自分でも不思議であった。
こんなにはしゃげる自分が意外でもあり嫌では無かった。

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敬子も雄一の明るさが思いがけなかった。
「いい人なのだ。 本当はこんな風に明るい人なのだ。」
ようやく春めいた昼の日差しの中で二人は先の事を忘れ今の楽しさだけを
忙しく求めていた。

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悩んで結局、第二志望の大学の入学手続きをしなかった健たが・・・。
明子「あめでとう! 受かってたわ」
無事に第一志望の大学に合格。

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健 「おばさん! 受かったよ!」
ハル「まあ! まあ!」
健 「ありがとうおばさん!ありがとう!」
ハル「坊ちゃん、おめでとう(涙)」
健 「くっ・・・(涙)」

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薬屋の洋子が祝いに来るが、明子は「遠くに離れている事が振った方の礼儀」
と非難する。

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雄一の外国への留学。 健の合格。
柴田家の一段落の夜であった。
息子の成長は確かに一つ一つ耕作の肩の荷を下ろした。
しかし定年を控えた耕作には一人立ちして行く子どもたちの姿は
そのまま自分から離れていく姿としても映った。
こんな嬉しい夜にも奈落に落ち込むような孤独が耕作の心を時折かすめるのであった。


第22話
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日曜日、横浜に出かけるという雄一が着ているセーターを見て健は羨ましがる。

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一人で元町へ出かける、と敬子が言った時、沢野からドライブの誘いの電話が。

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二年間も会えないのに愛だの恋だの言ってはいけない、と雄一を非難する沢野。

「本心を言えば、ドライブには行かせたくない」と言い沢野は去って行った。

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恋というものには醜い一面があるのかも知れなかった。
雄一は父親の孤独に目をつぶって家を出た。
敬子は明子の求めを撥ね付けて家を出た。
そして二人で沢野の感情を突き放した。
そうしなければこのドライブは出来なかった。
そんな事が二人の心を妙に弾ませなかった。
(ナレーション:矢島正明)


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敬子「本当に良いセーター!」
雄一「待ってたんですよ、いつ言うか(笑)」

ファッションモデルの様に敬子の前でクルッと回って見せる雄一(笑)
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サマになっている雄一を見て
「お上手! 道を誤ったんじゃありません?」とからかう敬子。
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タバコに火が点かない雄一を見て
「あら・・・風・・・」とコートのエリで風を避ける敬子。
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雄一「ありがとう。 行きましょうか」

「行きましょうか」と言い、「ええ」と答えながら二人は今日のドライブの行き先に
ついて何も話していなかった。
二人ともそれに触れるのを避けているかのように、どこへ行くかを話さなかった。
車が勝手に来た、というような感じでここまで来た。
運転する雄一自身、何かに操られているような気持ちであった。

芦ノ湖を右手に観たが芦ノ湖へは降りなかった。
富士山、駿河湾を見下ろす道を車は伊豆に向かっていた。

雄一はただ遠くへ行きたいという思いに駆られていた。
芦ノ湖へ降りればそこがドライブの終点になるような気がした。
それが嫌でこの道を選んだ。

敬子は口を挟まず逆らわなかった。
雄一の感情が感染るのだろうか?
同じように敬子もいつしか遠くへ行きたいという思いに囚われていた。

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雄一は休まずに走った。
遠くへ走ることで何物かを振り捨てる事が出来るかの様に走った。
自分を縛っている野心や分別、仕事・気後れ、多くの物から離れることが
出来るかのように走った。

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雄一「帰らなくちゃいけないな」
無言で砂浜を歩く敬子。

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夕飯が五時からと聞いて五時まで待った。
帰る時間が遅くなることは分かったが、もう二人ともその事には触れなかった。
黙って海を見て待った。
みるみる時間が経つ思いだった。
甘い沈黙の時間であった。

食事を終えたのは六時に近かった。
外へ出ると、夜であった。

もちろん、家へ電話を掛けた方が良かった。
敬子はしかし二人の時間の中で、家の者の声を聞くことが何故か頑なに嫌であった。

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雄一「馬鹿に黙っちゃったな」
敬子「そうですね。 何かお話しましょうか?」
雄一「お母さんに叱られますね、今日は」
敬子「平気です、そんなこと」
雄一「本当に随分遠くまで来ちゃったな」
敬子「でも楽しかったわ」
雄一「ラジオでも点けましょうか?」
敬子「いえ、このまま。 このまま車の音だけの方が」

雄一「じゃあ、何か喋って下さい。 何でもいい」
敬子「ふふっ・・・。困るわ。上手じゃ無いんですおしゃべり」
雄一「そうだな・・・あなたの夢は何ですか?」
敬子「夢?」
雄一「これからしたい事ですよ。女の人ってどんな夢を見るんだろう?」
敬子「・・・(困惑)」

マズイ事を言った、と雄一は思った。
自分たちが避けていた話題ではないか。
敬子もつい口を閉ざした。
夢を語って二人の恋に触れぬ事は出来ないのだ。

横浜に着くと十一時を過ぎていた。 少し寒かった。

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雄一「じゃあまた。今日は本当にありがとう」
敬子「楽しかったわ・・・ありがとうございました」

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初めて抱擁しあう二人。
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3人家族  その6 [3人家族]

第19話
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健(あおい輝彦)と明子(沢田雅美)の大学受験の朝。
一日かけてあちこちの神社をまわったハル(菅井きん)がお守りを沢山持ってくる。

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朝食中に歴史のおさらいをする明子。
「こういう時にちょっと見たのがパーンと出ちゃう事があるから試験てのは
 面白いのよ」。  確かにそういうことはありますね。

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今日の手伝い先のお社に健の試験が上手く行くように祈るハル。
仕事中にハミングする鼻歌は「恋の季節」。

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ハルにこれまでの感謝、ということで横浜中華街で食事しつつ、それとなく
再婚の意志が無い事を伝える耕作(三島雅夫)。

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先日の休日にキク (賀原夏子)をひとりにしたことの埋め合わせで
食事に来た稲葉一家と鉢合わせ(笑)。


第20話
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今日あたり、海学留学試験結果の内示がありそうだ、と落ち着かない雄一(竹脇無我)。
ハルが来ない事を寂しく感じる健たち。

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部長から合格を告げられる雄一。 しかし赴任地の決定は遅れているという。

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昼休みになって、初めて雄一は合格を喜んだ。
突然、世界が大きく広がる思いであった。

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もう一人、知らせたい相手がいた。
雄一の足は単純に敬子の方に向いた。

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しかし合格は少なくとも2年間の敬子との別れを意味してもいた。
それを率直に敬子が喜ぶはずが無かった。

いや、雄一自身、そのことが心に拡がると足がゆるくなった。
いくら興奮からとはいえ、単純に知らせに飛び出した自分が分からなくなった。

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♪ラーラーリリー、ラララリー、ラーリーララー・・・♪

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好きだからだ。
好きだからうれしい時に喜びを分かちたかったのだ。

雄一は初めて自分にも隠さず、敬子を好きだと思った。   
(ナレーション:矢島正明)


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明子から雄一の合格を知らされた敬子は動揺する。

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翌日、雄一にお祝いの電話をかけた敬子だが・・・。

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明子「大体、こんな馬鹿な話ってある?」
健 「うーん」
明子「私があなたのお兄さんに会った時、お兄さんハッキリ言ったのよ」
健 「好きだ、って?」
明子「そうよ。「うちのお姉さん好きだ」ってハッキリ言ったわ。
    そんなら合格したらいの一番に知らせるのが当たり前じゃない?」
健 「うん」
明子「私が教えるまで知らなかったのよ」
健 「うん」
明子「いい男ぶってるわよあなたのお兄さん。 あなたも少しそうなんじゃない?」
健 「八つ当たりしないで欲しいなあ」

それでも試験が終わった開放感から浮かれ気味の二人。
ボクシングの真似をする健。 後の「あしたのジョー」である(笑)。

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同僚の佐藤との飲み会をキャンセルして敬子と会う雄一。

雄一「考えてみるとあなたに会うべきだって」
敬子「会うべき、・・・ですか。 会いたいじゃくて・・・(笑)」
雄一「ははっ(苦笑)」

敬子「おめでとうございます、合格」
雄一「すぐ知らせないで・・・」
敬子「思ってましたわ、合格なさるって」
雄一「とにかく最低二年間、外国ですよ。
    そのまま何年向こうにいるか・・・考えてみると寂しい商売ですよ」
敬子「嘘(笑)」
雄一「え?」
敬子「本当はファイト満々、嬉しくてしょうがないんじゃありません?(笑)」
雄一「ははっ、意地悪だなあ」

赴任地がアフリカのカイロであることを告げる雄一。

敬子はカイロの良いところを話しつつウイスキーのピッチを上げる。
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雄一「そんなに急に飲んじゃ・・・」

敬子「お立ちになるのはいつなんですか?」
雄一「まさか四月って事も無いと思うんですが、前にはそんな例もあったとか」
敬子「どっちにしてももうすぐですわね」
雄一「ええ」
敬子「時々、お会いしましょうか?」
雄一「良いんですか、会っても?」
敬子「どうして?」
雄一「いや・・・」

敬子「私、あなたを好きにならないで良かった。
    好きになってたら二年間も会わないなんて我慢出来ないわ。
    結婚しちゃおうかな、なんて思うんです」
雄一「誰と?」
敬子「誰でもいいわ。面倒臭くなっちゃった、一人って」

雄一「仕事のために結婚しないなんて滑稽に見えるでしょうね。
    それも定年になれば辞めてしまう会社の仕事の為に
    結婚しないでいるって馬鹿に見えるでしょうね。
    流行りの言葉で言えばこんなに疎外された男はいないかもしれない。
    そう思われても仕方無いかも知れない。

    そんなんじゃ無いんですよ僕は。
    思い切り仕事をしたいんです。
    会社のためとか出世のためとかそんなんじゃ無くて
    自由に何処へでも飛んで行って仕事がしたいんです。

    それは誰かを愛したいと思う気持ちと同じくらいに男にとって
    強いものなんです。

    こんな風に思いたいだけかも知れない。
    とにかく一人ぼっち二年間ですからね。」

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敬子「お元気で」
雄一「まだ何度も会うじゃないですか」
敬子「会った方が良いのか会わない方が良いのか分からなくなりましたわ。
    どっちにしろあと二ヶ月足らずで二年間お会い出来なくなるんですね」
雄一「二ヶ月足らずか」
雄一「(うなずき)二ヶ月足らず・・・。」
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