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冬物語 その11 [冬物語]

(第ニ十一話:朝の光に別れを)
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順子や浩・純二らは、北川からの電話で良之と信子が飛行機で
急遽、帰京したことを知る。
良之は「目が見える」と言い張り、信子もそれを信じている様子だと言う。

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純二は「信子さんは怖がっているんだ。乾君を病院に入れたら今度こそ
2人だけの時間は永久に戻って来ないだろう。
・・・信子さんはそれを恐れているんだ。」

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安ホテルに宿泊した2人。 
ネオンが眩しい、と言う信子に良之は「カーテンを閉めればいい」。
絶句する信子。 その部屋の窓にはカーテンは無いのに。

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「誰も愛される事を前提に人を愛しているわけじゃないんだ。
 人を愛する行為ってのはね、それ自体充分に美しいんだよ。
 投げかけても投げかけても掴み得ないのが愛情なら、哀しいのは当然じゃないかね?」

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たとえ暴力に訴えてでも良之を病院にいれる、それが最善だと訴える純二。

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良之と言い争った時に初めて「信子」と呼ばれ、しびれるような喜びを感じる。

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純二の案で、房子が信子と話している間に、強引に良之は病院へ。

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「ええ、浩の言うとおり・・・。
 もし良之さんの病気が治ればまた一緒に暮らせるわ。
 もしそうでなかったら・・・。
 浩、答えて! 
 私たちの生活は2度と戻って来ないの!今日限り、永遠に、戻って来ないの!」
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冬物語 その10 [冬物語]

(第ニ十話:乾、失明)
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良之は特攻隊の生き残りだったという植村に質問を投げかける。
「あんただって人生を死から逆算した男でしょ? 
 何を生きる糧にしたんですか?」
「そうだな・・・ごく平凡な事だが、死ぬ前に人を愛せる事ができたって
 事だな」

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札幌市内への3時間の新婚旅行に出かける良之と信子。

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札幌で就職したい、と手相を見てもらう。 
「俺も易者になろうかな? 何学校?」

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「母は私が八つの時、信子さんのお父さんと再婚しました。
 母は癌で死ぬことが分かっていたのに、父は母と結婚したんです。
 それからまもなく母は亡くなりました。」

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「お前や浩を捨てた事は今でも胸が痛む。 
 しかし私とさえこの母親とはああするしか無かった。
 たとえ短い束の間の日々だと知っていても。 

 植村くんにはとうとう分かってもらえなかった。」

娘の信子が同じ道を選んだ事を皮肉なめぐり合わせだと良太郎は思う。

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運転しながら目の異常に気づく良之。

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「見えない・・・。 何にも見えなーい!!」

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冬物語 その9 [冬物語]

(第十九話:雪の中の結婚式)
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北海道へ旅行に行く、という植村が信子を訪ねて来る。
植村は失踪した信子たちの父に長年、秘かに生活費を送金していたが、
退職によりそれが出来なくなったことを報告に行く、と言う。

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特攻隊の生き残りだった植村は戦後の自分の心が荒んでいた頃の話をする。
「君たちのお父さんは一番信頼していた人間に裏切られたんだ。
 親友と、君たちのお母さんに」
「やめて下さい!聞きたくありません!」。信子から強い拒絶が。

(注:信子と浩の母については原作にも病死としかない。
 幼い姉弟を捨てた良太郎の出奔理由にもっともらしい理由づけ
 をしようとしたのだろうが、完全な蛇足・失敗である。
 植村が2人の後見人となったのも良太郎への友情からである。
 このシーンはカットして欲しい)

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一方、トラックで北へ向かう北川と良之。 ついに良之の右手にも違和感が。

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北の地で落ち合った2人。
子供の頃は欲しいものを欲しいと言えなかったという良之。
「だから君に関しても、今までは一度も欲しいと言ったことは無かった。
 今なら言える・・・今なら言えるよ」。

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「只今より、乾良之と信子の結婚式を執り行う」 北川は大真面目である。

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「違うんだよアニキ、俺、冗談でやってるんじゃないんだよ。本気なんだよ。
 なあ、見てくれよ。
 この北海道の原野こそがさ、2人にとって素晴らしい結婚式場になると思うんだ」
まだ冗談だと思っている2人。
「バカヤロー! 俺の牧師じゃ気に入らないってのかよ!」

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「天と地と精霊の御名によって、汝ら2人の魂をここに結び付ける」

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「1973/03/26(月)石狩」収録。

P.S.
感動シーンでの突っ込みどころ。
良之と信子が北海道のレストランで落ち合った時、店の四重奏のメンバーが
突然、「冬物語」のBGMを生演奏し始める。 何故、あんたたちその曲を知ってる?(笑)
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