「昨夜のカレー、明日のパン」 木皿泉 NHK BS、2014年10月5日(日)22:00~ [本]
・第11回本屋大賞2位
私の大好きな脚本家・木皿泉の連作短編の小説。
4月に書店で署名本を見つけた時は、タッチの差で誰かに取られないかと
大急ぎで手に取ってダッシュでレジに向かいましたっけ(笑)
NHK BSプレミアムにて2014年10月5日(日)22:00 ~。全7回(予定)。
http://www.nhk.or.jp/drama/yubecurry/
寺山徹子(テツコ)は19才の時に結婚するが、21才の時、夫・一樹(25)が
病気で他界。
以来7年間、義父で気象予報士の連太郎(ギフ)と寺山家で暮らしている。
テツコとギフは「家族」ではあるが血のつながらない「他人」でもある。
テツコは会社の同僚の岩井さんからプロポーズされるが・・・。
亡くなった一樹、テツコ・ギフと周囲の不思議な人々が織りなす
再生の物語。 かなしいけどふんわりしみじみ。
連太郎(ギフ)の亡き妻・「夕子」の話がじんわり来ました。
テツコ(寺山徹子) - 仲里依紗
ギフ(寺山連太郎) - 鹿賀丈史
岩井さん(岩井正春) - 溝端淳平
寺山一樹 - 星野源
ムムム(小田宝) - ミムラ
秋山朝子 - 片桐はいり
竹内虎尾 - 賀来賢人
小川里子 - 吉田羊
サカイ君 - 福士誠治
ギダリエ(柳田理恵子) - 小野ゆり子
脚本も木皿泉が担当し、秋山朝子(片桐はいり)というドラマオリジナルの
キャラクターも登場する。 キター!という感じ(笑)
欲を言えば、木皿泉の作品常連の小林聡美や市川実日子・浅丘ルリ子も
少しでも良いから出演して欲しいなー。
もたいまさこ・白石加代子・ともさかりえも外せないでしょう。
主題歌は、プリンセスプリンセスの「M」です。
「村上海賊の娘」 和田竜 [本]
・第35回 吉川英治文学新人賞
・第11回 本屋大賞
1576年(天正4年)の第一次木津川口の戦いでの村上水軍の当主・村上武吉の
娘・景(きょう、20歳)を描いている。(ウイキ)
ヒロインが醜女、という設定も珍しいが当時の美人の基準とは異なるだけで
記述を読むとハーフ?みたいな感じで現代では美人かもしれない。
しかし長い。 上下巻で1,000ページ、下巻は合戦に次ぐ合戦。
時代小説だが作者が分かりやすい文章で書こうとこころがけて
いるので長くなっているんだけど。
本屋大賞は映像化されることが多いので、綾瀬はるか主演で映画化
されるかも。
20歳なのでさすがに綾瀬はるかじゃ苦しいか。
昔の角川映画とかだったら大々的にオーディションして
ヒロインを決めてたろうなぁ。 AKBなんちゃらのゴリ押しは勘弁!
ノンフイクションだから? [本]
さて、暑い夏といえばホラー映画である。
という出だしで記事を書くほどホラー映画とか大好き人間の私ですが・・・。
通勤時間が長いという事もありもっぱら電車では文庫本を読むのですが、
今年も夏が始まり書店にもその手の本が並び始めた7月。
・ 冥途のお客 (文春文庫) 佐藤 愛子 (著)
・ 私は幽霊を見た 現代怪談実話傑作選 (文庫ダ・ヴィンチ)
火野葦平 , 阿川弘之など (著)
・ なぜノンフィクション作家はお化けが視えるのか (中公文庫)工藤 美代子 (著)
と、ノンフイクション系の中でも評判な3冊を続けて読んでいました。
佐藤愛子は長年悩まされたポルターガイスト現象の話が中心。
「私は幽霊を見た」はアンソロジーで、例えば阿川弘之が戦地で夜に幽霊らしき女性と肩がぶつかったが、実は幽霊じゃなくて恋人に会いに来ていた人間の看護婦だったのかも?というみたいな話ばかりを集めた1冊。
「なぜノン・・・」は著者が夫婦で旅行先の山道のカーブで険しい表情の老婆を見る。
バスの中で「何であんなところに?」と思ったが、サービスエリアで降りてお土産を買っていると夫がものすごい勢いで著者の手を引いてその場を離れようとする。
理由を聞くと「さっきのお婆さんが横ですごい表情で君を見ていた」。
みたいな短編が続く。
いずれも淡々と記述してあり、「ええ?それって人が立ってただけじゃん」みたいなストーリーなので3冊めでもあり少々飽きて来た。
が、それだけではなくて、2冊めを読んだ頃から明らかに体調が悪い。
よくホラー映画を観ると神経が鋭敏になって夜トイレに行けない、みたいな人がいるがそれとも違う。
ついに3冊めは「何かマズイ」という気がしきりにするので半分読んだだけでファミレスのゴミ箱に捨てて来てしまった。
会社の女性にその話をしていたら、以前に同じようにその手の本を好んで読んでいたら、夏の夕方に「もう、やめておけ」という声が聞こえたそうである。
しばらくその手の映画やドラマ、小説から離れていたら徐々に体調が回復した。
「単なる夏バテじゃないの?」と言われそうですが。
やはりノンフイクションだから、何か伝わるものがあったのかな?
P.S.
夏の雨の夜、タクシーに乗ってその手の話になり、運転手さんに
「あの橋の先に雨の夜に赤いレインコートの女性の幽霊が出るそうですね」と聞いた話をしたら、30代の運転手さんが「ええ!本当ですか!」といきなりUターンしようとし、危うく事故るところでした(苦笑)。
単にその橋の近くに住む女性が赤いレインコートを着ているだけかも知れないが、私の話でビビった事により事故ったら私にも損害賠償が請求されるのだろうか?
という出だしで記事を書くほどホラー映画とか大好き人間の私ですが・・・。
通勤時間が長いという事もありもっぱら電車では文庫本を読むのですが、
今年も夏が始まり書店にもその手の本が並び始めた7月。
・ 冥途のお客 (文春文庫) 佐藤 愛子 (著)
・ 私は幽霊を見た 現代怪談実話傑作選 (文庫ダ・ヴィンチ)
火野葦平 , 阿川弘之など (著)
・ なぜノンフィクション作家はお化けが視えるのか (中公文庫)工藤 美代子 (著)
と、ノンフイクション系の中でも評判な3冊を続けて読んでいました。
佐藤愛子は長年悩まされたポルターガイスト現象の話が中心。
「私は幽霊を見た」はアンソロジーで、例えば阿川弘之が戦地で夜に幽霊らしき女性と肩がぶつかったが、実は幽霊じゃなくて恋人に会いに来ていた人間の看護婦だったのかも?というみたいな話ばかりを集めた1冊。
「なぜノン・・・」は著者が夫婦で旅行先の山道のカーブで険しい表情の老婆を見る。
バスの中で「何であんなところに?」と思ったが、サービスエリアで降りてお土産を買っていると夫がものすごい勢いで著者の手を引いてその場を離れようとする。
理由を聞くと「さっきのお婆さんが横ですごい表情で君を見ていた」。
みたいな短編が続く。
いずれも淡々と記述してあり、「ええ?それって人が立ってただけじゃん」みたいなストーリーなので3冊めでもあり少々飽きて来た。
が、それだけではなくて、2冊めを読んだ頃から明らかに体調が悪い。
よくホラー映画を観ると神経が鋭敏になって夜トイレに行けない、みたいな人がいるがそれとも違う。
ついに3冊めは「何かマズイ」という気がしきりにするので半分読んだだけでファミレスのゴミ箱に捨てて来てしまった。
会社の女性にその話をしていたら、以前に同じようにその手の本を好んで読んでいたら、夏の夕方に「もう、やめておけ」という声が聞こえたそうである。
しばらくその手の映画やドラマ、小説から離れていたら徐々に体調が回復した。
「単なる夏バテじゃないの?」と言われそうですが。
やはりノンフイクションだから、何か伝わるものがあったのかな?
P.S.
夏の雨の夜、タクシーに乗ってその手の話になり、運転手さんに
「あの橋の先に雨の夜に赤いレインコートの女性の幽霊が出るそうですね」と聞いた話をしたら、30代の運転手さんが「ええ!本当ですか!」といきなりUターンしようとし、危うく事故るところでした(苦笑)。
単にその橋の近くに住む女性が赤いレインコートを着ているだけかも知れないが、私の話でビビった事により事故ったら私にも損害賠償が請求されるのだろうか?